「英検の勉強、やらせた方がいいのかな?」
「でも、“使える英語”って、やっぱりネイティブっぽく話せる力のことじゃないの?」
英語教育を始めたママたちの間でよく聞くこの悩み。
最近よく聞く“CLIL(クリル)”や“イマージョン”といった「英語で学ぶ教育」と、検定重視の「英検対策」、どちらが本当に子どもにとって効果的なんだろう?と迷ってしまうことも多いですよね。
でも、実はこれ──

「CLIL」と「英検」、どちらかを選ばなきゃいけないものじゃないんです!



ぼくたちも、小さい頃にアメリカで生活していたとき、英語で教科を学ぶCLILスタイルと、英検対策の両方を経験しました。
そして感じたのは、この2つを“セット”で進めることで、英語はグンと「自分のことば」になっていくということ。
この記事では、英語教育の2大柱ともいえる「CLIL」と「英検」の違いと、それぞれのメリットを整理しながら、



「どちらかじゃなく、両方やるとどうなるのか?」をわかりやすくお伝えします!
英検とCLILってそもそも何が違うの?


「英検」は“知識を測る”テスト、「CLIL(クリル)」は“英語で学ぶ”授業スタイル。
一見まったく別物に見えるこの2つ、実は子どもの英語力を育てるうえで、それぞれ大切な役割を担っています。
ここでは、それぞれの特徴と違いをわかりやすく整理してみましょう。
✅ 英検=「身についた英語力を“測る”もの」
英検(実用英語技能検定)は、日本で最も広く知られている英語資格のひとつ。
リーディング・リスニング・ライティング・スピーキングの4技能をバランスよく測る試験で、級ごとに明確な目標が設定されているのが特徴です。
英語を「学ぶ→理解する→アウトプットできるようになる」までの力を、しっかりと“見える化”してくれる指標になります。
こんな子におすすめ:
- 目標があった方が頑張れる
- 合否で達成感を感じたい
- 中学受験や高校・大学受験にも活用したい
✅ CLIL=「英語を“使って”何かを学ぶもの」
CLIL(Content and Language Integrated Learning)は、「英語を学ぶ」のではなく、英語で理科・社会・アートなどの教科を学ぶスタイルの教育法。
ヨーロッパでは一般的な教育法で、日本でもインターナショナルスクールや先進的な教育機関で広まりつつあります。
「英語で考える」「英語で表現する」という体験を重ねることで、英語が“ことば”として自然に身についていきます。
こんな子におすすめ:
- 英語を使ってみるのが好き
- 探究心が強く、好奇心旺盛
- 教科や表現を通して語彙を増やしたい
☘️ 実は正反対のようで、いいコンビ



英検とCLILは、アプローチがまったく違うように見えるけれど、実はお互いを補い合う存在。
英検で「正しい文法・語彙・表現力」を身につけ、CLILでそれを「実際に使う力」に育てていくことで、どちらか片方だけでは得られない“本物の英語力”が伸びていきます。
英検とCLIL、どう組み合わせるのがベスト?年齢・目的別の考え方


英語学習を始める年齢や、おうちの方針によって「英検→CLIL」「CLIL→英検」など、取り入れる順番やバランスは変わってきます。
ここでは、タイプ別におすすめの組み合わせを紹介します。
👶 未就学児〜小学校低学年:まずは“英語=楽しい”を体験!
この時期は、英語を勉強としてではなく、「遊び・体験」の中で自然に触れることが何より大事。



英検を受けるなら、まずはジュニア英検(Bronze~Gold)や英検5級を“お試し”感覚で受けてみるのも◎。
一方で、CLIL的な活動(英語で絵本・実験・観察・プログラミングなど)を日常に取り入れると、英語が“使える道具”だと感じやすくなります。
CLIL的なアクティビティ → ジュニア英検 or 英検5級(遊びの延長でOK)


🧒 小学校中学年〜高学年:英検で“見える力”をつけながらCLILで“伸ばす”
この時期は、英語の読み書きも始まるため、英検4~3級を目標にすると明確なゴールが見えてきます。
一方で、CLILのような「英語で考える」活動を通じて、英検で覚えた語彙や表現を“実践の中で使う”ことができます。
英検4級→3級を目指しながら、CLILスクールや英語での探究学習を並行


👩🎓 中学生以上:資格取得と実用英語の両立へ
中学生以降は受験や進学も視野に入るため、英検準2級~2級以上を計画的に取得しつつ、CLIL的要素のある授業や探究活動を継続することで、**“試験対策だけではない英語力”**を育てていくことが可能です。
英検準2級以上を計画 → 英語で発表・プレゼン・ディスカッション



小学校高学年~中高生なら中学・高校生【ベルリッツ・キッズ】が断然おすすめ!
ベルリッツでは「実践的な会話力」に主眼を置いているため、楽しみながらも使える英語を学べます。
圧倒的な会話量を誇るベルリッツ。
歌ったり踊ったりは恥ずかしい、でも楽しく英語でプレゼン・ディスカッションする力をつけていきたいなら、ベルリッツがおすすめですよ。
※対面・グループレッスン・個人レッスン・オンラインと学びかたも豊富なのがうれしい!
🍀 バランスがカギ!組み合わせてこそ最大の効果
CLILだけだと「楽しいけど伸びてるのか不安」
英検だけだと「点数は取れても英語が使えない」
…という声もあります。



だからこそ、「測る英語(英検)」×「使う英語(CLIL)」の両輪が、将来につながる本物の英語力を育ててくれます。
実際どう取り入れる?家庭でできるCLIL × 英検の始め方


「CLILって家庭でできるの?」「英検対策とどう両立するの?」
そんな疑問をもつママに向けて、おうちでできるCLIL的学び方と英検とのバランスのとり方を具体的にご紹介します!
🔍 STEP 1:英検で「語彙・表現の基礎」を身につける
まずは英検5級〜3級レベルの単語や文法を、無理のないペースで少しずつインプット。



このとき、「暗記」ではなく、生活や会話の中で使ってみることがポイントです。
例:
- “I like bananas.” → 夕食中に好きな食べ物を英語で言い合う
- “This is my friend.” → お人形遊びやぬいぐるみ紹介で使ってみる
🔸 使える教材例:
- 英検対応の絵本・単語ドリル
- YouTubeで発音確認
- フラッシュカード


🎨 STEP 2:CLIL的アクティビティで“英語を使って学ぶ”を体験
英語を「学ぶ」のではなく、英語で“何かを学ぶ”経験を入れてみましょう!
🧪 たとえば理科:
- 英語で豆を育てる観察日記を書く(Grow a Bean)
- 雨の日は「Water Cycle(雨のしくみ)」の動画を見る


🗺 社会:
- 国旗の紹介を英語で(YouTubeやクイズ形式で)
- 自分の好きな国を英語で調べて発表ごっこ


🎨 アートや音楽:
- “Sing a Rainbow”を歌いながら色を覚える
- 英語のアートレッスン動画を真似してお絵かき


📅 STEP 3:週の流れでバランスをとる
曜日 | 内容 |
---|---|
月〜金 | 英検用の単語・文法学習(1日10分〜15分) |
土日 | CLILアクティビティ(理科・社会・アートなど) |
毎日 | 英語絵本・動画・英語での声かけ(習慣化) |
📌 ポイント:
- 学ぶ曜日と使う曜日を分けると継続しやすい
- 英語学習が「楽しいこと」と感じられる工夫を!
🎯 CLIL × 英検で、ただの“試験対策”から“英語で考える子”へ
家庭でも十分にできるCLIL的活動と、英検の語彙・文法の学びを組み合わせれば、ただ点を取るだけじゃない、「伝える力」が育っていきます。
まとめ:“英語で学ぶ”ד英語を測る”の両立で、未来が広がる!





英語教育というと、「とにかく英検!」とか「ネイティブみたいに話せるように!」と、どちらかに偏ってしまいがちです。
でも本当に大切なのは、英語で考え、英語で伝える力。
それを育てるには、
- CLIL(英語で学ぶ学習)で【使える英語】を楽しく体験
- 英検で【学んだ力を測る】ことで達成感と自信を得る
この2つをうまく組み合わせていくことがカギなんです。
💡 英検とCLILは、真逆に見えて実はベストパートナー!
英検で語彙や文法の「型」を知り、CLILでそれを「本当に使える力」にしていく。
ただ合格を目指すのではなく、「この英語、ちゃんと使える!」という実感があるからこそ、子どもたちはぐんぐん伸びていきます。
📣 こんな人にこそおすすめ!
- 「うちの子、英検に向いてるかな…」と不安なママ
- 「ネイティブっぽさ」を大切にしたいCLIL派のママ
- 「どちらか一方」ではなく、バランスよく育てたい人



CLIL×英検のいいとこどり、一緒に始めてみませんか?



