小学生から始めるCLIL(クリル)とは?英語で学ぶ教育の魅力と実践例

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「英語は大事って聞くけど、何から始めればいいの?」
「せっかくやるなら、“楽しく・ちゃんと身につく”方法が知りたい!」

そんなママ・パパにおすすめなのが、「CLIL(クリル)」という学び方。

CLILは、“英語を学ぶ”のではなく、“英語で学ぶ”スタイル。

ヨーロッパの教育現場では当たり前に使われていて、日本でも今、じわじわ注目が高まっています。

実はこのCLIL、小学生にこそぴったりの学び方なんです!

本記事では、CLILってそもそも何?というところから、どんな力が育つの?どんなスクールがあるの?まで、やさしく解説していきます。

目次

そもそもCLIL(クリル)とは?

Content and Language Integrated Learning

CLIL(クリル)とは、Content and Language Integrated Learningの略で、「教科の内容(Content)」と「言語(Language)」の学習を組み合わせた教育法のこと。

簡単に言うと、

「英語を使って、算数・理科・社会などを学ぶ」=英語で学ぶ学習法
です。

たとえば…

  • 理科の実験を英語で説明しながら行う
  • 図工の授業で英語の色や形の表現を使って作品を作る
  • 社会の授業で世界の国について英語で調べる

…こんな風に、「英語の授業」ではなく、「英語で教科を学ぶ授業」を通じて、言語と知識を同時に習得していくのがCLILです。

ヨーロッパで広く使われている教育スタイル

CLILは1990年代からヨーロッパを中心に広まり、今ではフィンランド、スペイン、オランダ、フランスなど多くの国で公教育に導入されています。

特に英語を母語としない国では、自然に英語力を身につけられる方法として、高く評価されています。

CLILが小学生にぴったりな理由

小学生の時期は、言語習得の「ゴールデンタイム」と言われるほど、吸収力が高い時期です。

そんなタイミングで「英語で学ぶ体験」ができるCLILは、実はとっても相性がいいんです。

柔軟な脳にこそ最適なインプット

幼児~小学生の脳は、日本語と英語を“別物”としてではなく自然に吸収できる力を持っています。

「赤は red、丸は circle」
「りんごは apple」

そんな風に、体験と言葉がセットで入ってくることで、英語を「勉強」としてではなく「日常の一部」としてとらえられるようになるのです。

“使える英語”が自然に身につく

CLILでは、実際に英語を「使いながら」何かを学ぶため、「使える英語」が自然と身についていきます。

教科で出てくる英語を「聞くだけ」や「覚えるだけ」ではなく、実際に手を動かし、考え、伝えることによって定着するしくみです。

実際に使ってみた・体験してみた英語だから、長く使える「本物の英語力」の土台になるんです。

英語が「勉強」じゃなく「体験」になる

「英語で理科の実験」「英語で工作」「英語でプレゼン」――

そんな学びをしていると、子どもたちは英語を“ことばの壁”ではなく、“楽しいツール”として受け取るようになります。

「英語だからわからない」ではなく、
「英語でもやってみたい!」という気持ちが育っていく。

CLILは、そんなポジティブな英語体験を、小学生のうちから作ってくれるんです。

CLILで育つ5つの力

CLIL(クリル)では、英語をただ“習う”のではなく、“使って学ぶ”ことで、子どもたちにさまざまな力が自然と育まれます。

また、CLIL(クリル)では「4つのC」が重要視されています。

この「4つのC」を取り入れながら学習を進めることで、より質の高い教育を提供できるという考えです。

ここでは、特にCLILが育てる5つの力をご紹介します。

① 英語4技能(読む・書く・聞く・話す)

CLILでは授業そのものが英語で行われるため、自然と4技能をバランスよく使うようになります。

  • 読んで理解する(Reading)
  • 聞いて内容を把握する(Listening)
  • 自分の考えを書く(Writing)
  • 話し合いや発表で伝える(Speaking)

「英語の授業」で一方向に学ぶのではなく、教科の中で英語を“道具”として使うことで、言語の運用力がぐんとアップ!

② 思考力・判断力・表現力

CLILでは、「なぜそうなるの?」「あなたはどう思う?」という問いが日常的に飛び交います。

  • 理由を考える
  • 自分の意見を言う
  • 選択肢の中から判断する

こうした活動を英語で行うことで、論理的思考+英語力のダブルトレーニングが可能になります。

③ 探究心と好奇心

CLILでは、身近なテーマ(たとえば「水の循環」や「動物の特徴」など)を英語で学びます。

「なんで?」「もっと知りたい!」という探究の入り口を英語が開いてくれる。

知りたい→調べたい→伝えたい、という自然な流れの中で、学びの楽しさそのものが英語とセットになります。

④ 世界への関心・異文化理解

CLILの教材は、世界の事例や海外の文化に触れる機会が豊富です。

  • 海外の食べ物や行事
  • 各国の自然や社会

英語という言語を通して、「世界にはいろんな考え方や文化がある」と気づくことができます。

この体験がグローバルな視野の第一歩になるのです。

⑤ 主体的に学ぶ姿勢

CLILは、子どもたちが「自分で学びにいく」スタイルを大切にしています。

  • 自分の言葉で調べる
  • 発表して伝える
  • 他の人の意見を聞く

受け身の学習ではなく、“自分から学びにいくスタイル”が身につくのが、CLILの最大の魅力のひとつです。

CLILを取り入れたスクールの例

CLIL(クリル)の考え方を取り入れたオンライン英語スクールは、少しずつ増えてきています。

その中でも、インターナショナルスクールが運営している英会話スクールは、いち早くCLILを取り入れています。

ここでは、特におすすめの3校をご紹介します。

▶ Global Step Academy(GSA)

  • 都内で複数のインターナショナルスクールを運営
  • STEM、算数などの他教科などについて英語で学ぶ
  • 英語の思考力やグローバルな教養を身につける

\ 「英語を学ぶ」のではなく「英語学ぶ」 /

インターナショナルスクールが運営する本格派のオンラインスクール。

算数・理科・工学・STEMなどを英語で学ぶ本格的なCLIL型レッスンが特徴です。

  • ネイティブ講師と「教科」を学ぶスタイル
  • 多彩なカリキュラム(レベル別・目的別)
  • 小4以上の「英語中級者」にもおすすめ

🔗 詳しくはこちら:
Global Step Academyのレビュー記事へ

▶ GO SCHOOL(ゴースクール)

  • アオバインターナショナルグループ系列
  • 日本初の文科省認可オンライン大学のBBT大学
  • 二つのノウハウを活かした、本気でバイリンガルを目指すオンラインスクール

\ 英語で考える力を身につける /

日本の有名インターナショナルスクール「アオバジャパン」が運営。

国語以外はすべて英語で学ぶスタイルで、CLILの中でもかなり本格的な教育内容です。

  • 読む・書く力も重視したカリキュラム
  • 小学校の授業と並行して進めやすい設計
  • 英語で考える力がしっかり育つ

🔗 詳しくはこちら:
GO SCHOOLのレビュー記事へ

▶ Novakid(ノバキッド)

  • アメリカ発のオンライン英会話スクール
  • 国際教師資格を有する経験豊富な講師陣
  • 国際標準CEFRに基づくカリキュラム

\ 本場の楽しい+効果を体験してみて! /

世界75カ国で使われているアメリカ発の人気オンライン英会話。基本は英会話中心ですが、一部のコースにはCLILの要素が取り入れられています。

  • 初心者も入りやすいやさしい英語
  • ゲーム感覚で学べる楽しい画面
  • 「英語を使う」練習が自然にできる

🔗 詳しくはこちら:
Novakidのレビュー記事へ

❓よくある質問(Q&A)

CLILって難しそうだけど、家庭でも本当にできるの?

難しく考えなくて大丈夫です!

CLILの本質は「英語を通して何かを学ぶ」こと。

たとえば、英語で植物を観察したり、算数の図形を英語で言ってみたり、日常の遊びに英語を少し混ぜるだけで立派なCLILになります。

親が英語が得意じゃなくても大丈夫?

問題ありません!

子どもと一緒に「調べてみよう」「これ英語でなんて言うんだろう?」という姿勢が大切です。

発音が完璧じゃなくても、「英語って楽しい」と思える環境をつくることが成功のカギです。

毎日やらないと意味がないの?

毎日じゃなくても大丈夫!

でも「英語がある環境」を生活の中に少しでも取り入れることは大事。

週1でもOKなので、英語で何かを学ぶ時間を「楽しい時間」として定着させましょう。

どれから始めればいいかわかりません…

まずは子どもが興味のある分野(たとえば「植物」「音楽」「国旗」など)を選んで、そのテーマを英語でちょっと触れてみるのがおすすめです。

CLILって何歳くらいから始められる?

基本的には小学生がメインターゲットですが、「英語+体験」ができれば未就学児でもOK。

たとえば、アートや歌、簡単な理科実験などは幼児からでも取り組めますよ!

まとめ:CLILで広がる学びの世界

「英語で学ぶ」って、なんだか難しそうに聞こえるかもしれません。

でも、子どもたちにとっては意外と自然なこと。

たとえば、理科の授業で「water cycle(水の循環)」を英語で学んだり、算数の「shapes(図形)」を英語で聞いたり…。

内容に興味があると、英語も一緒にすっと入ってきます。

CLILの良いところは、「英語を学ぶ」から「英語で学ぶ」へと自然にステップアップできること。

しかも、教科や内容を通じて思考力や表現力まで鍛えられるという、まさに一石二鳥の学習法です。

英語が初めての子でも楽しめるものから、上級者向けの本格的な教科レッスンまで、今はオンラインでたくさんの選択肢があります。

💡 小学生から始めるなら、楽しく続けられるスクールを選ぶのがポイント。

気になるスクールがあれば、まずは無料体験でお子さんとの相性をチェックしてみてくださいね!

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