早期英語教育は悪影響?弊害がある?海外で育った私たちが検証します!

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昔から言われている「早期英語教育ってあんまりよくないんじゃないの?」っていう問題に、

早期外国語教育を受けて育った私たちが、実際どうなったのか、実際の過程をご紹介したいと思いました。

結論から言うと、メリットはたくさんあげられますが、何か弊害があったかというと

特に弊害と感じたことはないかな…

なので安心して英語をはじめてください。

むしろ早くインプットを始めたほうが、あとからラクになりますよ!

今回は、早期英語教育のメリットデメリット、そして巷で言われている問題点など、私たちの経験から考えてみます。

実体験を本音で語っているので、早くから英語を習わせることに不安がある方はぜひ参考にしてください。

目次

ココとゆうについて

自己紹介ページでも詳しくご紹介していますが、

ココは4歳で、ゆうは1歳の時に中国に行きました。

現地のインターナショナルキンダーガーデン(以下幼稚園と呼びます)に通ったので、中国語と英語を毎日使っていました。

中国の幼稚園は、朝8時前から夕方5時まで。中国語7:英語3くらいの割合です。

ココの経歴・語学レベル

ココは、2年弱、現地幼稚園に通っていたので、中国語も英語も簡単な日常会話がわかる程度でした。

キンダーを卒業してから日本人学校に通いました。

約2年ちょっと、日本語での勉強しかしていない期間があったので、英語も中国語もこの間に結構忘れてしまっています。

そのあと、数か月日本の小学校に通った後、4年生の途中からアメリカの現地小学校に通い始めました。

毎週土曜日に、日本人補習校に通っていました。

アメリカ現地小学校では、最初英語が全然通じなくてとっても悲しい思いをしましたが、

3年目くらいから、急に英語レベルが上がって、友達とも冗談を言いあえるくらいになりました。

ゆうの経歴・語学レベル

ゆうは、1歳から約4年ちょっと現地の幼稚園に通いました。

朝から夕方まで通っていたので、中国語はペラペラ。英語もネイティブ3歳児くらいのレベルでしたが、日本語の勉強(通信教育など)はほとんどしていません。

ココのこどもちゃれんじのDVD(おさがり…)を見る。家族は日本語で話す。くらいです。

中国語と英語で「学習」する時間が長かったので、数を数えたり、曜日など、中国語と英語では言えたけど、日本語では言えませんでした。

日本語では習ってなかったから…

その後、日本人学校に入学しましたが、ほんの数か月で日本に帰国。

その後日本の小学校に数か月通った後、アメリカ現地小学校に2年生から通っています。

ゆうは、日本の学校に通う期間が短かったので、ココより英語を聞き取ることができていました。

ココとゆうの現在

帰国して数年たっていますが、入学した学校がかなり英語教育に力を入れているところなので、

英語力は少し落ちたものの、映画もYoutubeも字幕なしで理解できます。

英語は英語で理解することができるので、聞くことに関しては特に困ることはありません。

日本語レベルは、幼児期に日本語の曜日だけわからなかった、日本語の文法がバラバラだったゆうでも、

偏差値65超えの進学校の現代文・古文・漢文の授業も普通に受けられるまでになっています。

漢字も書けます。

ココはもともと本を読むのが好きだったので、

小中学生の頃はハリーポッターが大好きで、原書も日本語訳も両方何度も読みました!

多分、一般的な日本に住んでいる子供よりも「早期・かつ大量の」外国語教育をさせられてきたのではないかと思いますが、

今のところ特に弊害があるとは思っていません。

むしろ、英語が話せることによっていろんな可能性が広がっていると思います!

0歳からの超早期教育のメリット・デメリット

0歳からの超早期英語教育のメリットは、ずばり

言語のゴールデンタイムと言われている「聞き分けられる回路が作られる」時期ということ。

この時期にたくさんの音を聞くことによって、たくさん回路を作ることができます。

ただ、自転車や水泳のように、回路さえできてしまえば一生英語ができるようになるのかというと、残念ながらそんなことはありません。

実は、脳の回路ってたとえできたとしても「使わなければ無くなってしまう」ものなんです。

現に、ゆうは1歳から幼稚園で中国語を毎日何時間も聞いていたので、中国語回路はできていました。

2~3歳の時点で、中国語はしっかり理解できていたし、会話も歌も周りの中国人の子供と同レベルだったよ。

でも、今現在ゆうは全く中国語を話せません。

超早期教育のデメリットは「使い続けないと忘れてしまう」ことなんです。

でも、一回つくられた回路はまた勉強すれば思い出すんじゃない?って思いますよね。

ぼく、中学校の第二外国語で中国語を取ったけど、一個も思い出せなかったよ。

早期教育によってせっかくつくられた回路でも、使い続けないと消滅してしまうんです。

なので、英語を早くから始めても意味がないって言われちゃうんですよね。

ただ、よーく考えてみてください。

やらなければ忘れてしまうのはどんな年齢でも同じです。

大人だって、やり続けなければ単語が出てこなかったり忘れてしまったりするんです。

うちのママ、最近漢字が書けなくなったって言ってるよ。

日本語だって、やらないと忘れちゃうんです。

デメリットの「やり続けないと忘れてしまう」ことよりも、早期教育で得られる「脳の回路が作られる」ほうがはるかに大きいのは間違いありません。

やり続けないと忘れてしまうなら、やり続ければいいだけですから!

だから、無理して高額なスクールに通うより、細く長くでも続けられるリーズナブルなオンライン英会話スクールがおすすめなんです。

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4歳を過ぎるともう遅いの?

じゃあ、0歳~3歳までの言語のゴールデンタイムを過ぎてしまった子はもう遅いのかというと、そんなことはありません。

確かに、聞き分ける回路は3歳くらいまでと言われていますが、全くなくなってしまうわけではありませんし、大人よりも柔軟で、吸収も早いです。

そして日本語を理解しているってことは「言葉を使って情報をやり取りする」ことを知っています。

なので、「言葉には意味がある」と理解したうえでインプットすることができます。

意味が分かっている状態でインプットすると、ただ単に流れてくる音をインプットするよりも忘れにくい、定着しやすいといったメリットがあるんです。

そもそも覚える仕組みが違うんだね!

ココの場合、4歳から中国語を始めたので、インプット量も少ないし、ゆうよりは話せませんでしたが、

日本語が理解できたうえで中国語を聞いたり話したりしていたので、今でも簡単な単語は覚えています。

0歳からのゴールデンタイムの時のように、能動的に無条件でインプットされるわけではないので、その子の性格によっては拒否反応を起こしてしまうこともありますが、

えいごってなんか楽しい!って思えるようなスタートなら、自分から積極的に英語やりたい!って思えます。

そうなればもう、子どもの能力は天井知らずです。勝手に英語を覚えてくれますよ。

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早期英語教育の問題点その1【日本語がおかしくなる?】

じゃあ、どうして英語の早期教育が問題だといわれるんでしょう?

乳幼児の頃から英語を始めとした外国語を習わせることで、母国語(日本語)がおざなりになるっていう意見もあります。

確かに、ぼくも3歳くらいまでは変な文法で日本語を話していた…

これに関しても、よーく考えてみてほしいんですが、

日本語しか知らない子供でも、最初から正しい文法で話していますか?

英語を習っても習っていなくても、子どもはいっぱい間違えながら学習していくんです。

現に、日本語の文法がおかしかったゆうでも、今では普通に日本人と変わらない日本語を話しています。

3か国語を同時に聞いて育った僕でも、母国語は日本語で、一番楽に理解できるのは日本語です。

日本に住んでいて「週に1~2回、英会話スクールに行く」「毎日英語のDVDを見る」くらいでは

日本語形成に影響があるほどの英語量だとは思えません。

英語を早くから始めることで、日本語が話せなくなるのではなく、

英語に比重を置きすぎて、日本語の勉強(特に漢字とか)がおろそかになることが原因なのではないかと思います。

現に私たちは、アメリカに住んで英語で学校の授業を受けて理解していたけど、

同時に日本の勉強も日本のこどもと同じくらいやっていました。

小さいうちから水泳を習わせると、陸上生活に支障をきたす。って言われるのと同じくらい、早期英語教育をすると日本語がおかしくなるって言われることに違和感を感じています。

赤ちゃんが言葉を話せるようになるまでの過程

英語が話せるようになる時間の目安は2000時間のインプットと言われています。

これは英語だけに限らず、日本語でも全く同じ。

生まれてから大体2歳前後まで毎日、日本語のインプットをし続けることで、自然と言葉が出てくるんです。

さらに、生まれたての赤ちゃんの脳は柔軟で、どんな音でも吸収しようとします。

ただ、6カ月を過ぎるくらいから「普段聞かない音」は脳の中で必要ないものと処理されて、聞き分けられる回路が少しづつ働かなくなります。

この「聞き分けられる回路が作られる工程」は大体3歳くらいまでと言われているので、大きくなってから新たにこの回路を作ろうとしても、時間がかかったり苦労したりするのです。

ぼくは1歳になったばっかりの時に、中国語と英語の回路が作られたから、そのあとアメリカに行っても英語の習得が楽だったんだね。

ココは英語を習い始めたのは2歳だったけど、毎日やってるわけじゃなかったし、中国に行ったのは4歳を過ぎてから。

だから、アメリカに行ったとき、最初は全然何を言ってるのかわからなくて苦労したんだね。

ココの場合は、インプットがまだまだ足りなかった+年齢が4歳を過ぎていたのが苦労した原因です。

このように、大きくなってから英語を聞き分けることは可能ですが、できるだけ早いうちにインプットを始めたほうが、

後がラク!これが最大のメリットだよね。

英語が話せるようになるまでに必要な時間は?

話は元に戻りますが、2000時間のインプットをするのに、どれくらいの時間がかかると思いますか?

毎日1時間のインプットをしたとして、4年~5年ほどかかります。

週1回の英会話スクールだと、なかなか上達しないっていうのはわかりますよね。

これって、日本に住んでいればどんなに頑張っても「日本語より英語のインプットのほうが多くなる」ってありえなくないですか?

お父さんお母さんもすべて英語で会話、流れる音楽もテレビもすべて英語っていうご家庭はゼロとは言いませんが、普通の日本人家庭では考えられません。

だから、英語を習わせることで、日本語がおかしくなるってことはあり得ないんだよね。

赤ちゃんが、2000時間のインプットが終わったら急に流ちょうに日本語を話し始めるってことはないのと同じように、

英語も少しづつ少しづつ、言葉を発していくんです。

早くから英語を始めたほうがいいという理由は、インプットにかかる時間を考えると納得できますよね。

なるべく楽しく、毎日少しづつでもいいので「えいご時間」を作ってあげてください。

英会話スクールに行く前に、良質のCDやDVDで楽しくインプットをしてあげたほうが断然コストパフォーマンスがいいってことです!

早期英語教育の問題点その2【英語以外の教科への影響?】

問題なのは2020年からの教育改革で「英語が授業」になった影響ではないでしょうか?

英語の授業が増えてこれ以上勉強しなきゃいけない教科が増えたら、他の教科に影響があるんじゃない?って不安になってしまうのかもしれません。

でも、英語が始まるのは小学校3年生から。

さらに3年生は英語の授業ではないので、成績はつきません。

ということは、小学校5年生までに少しづつ準備をしておくことで、他の授業への影響って最小限に抑えられるってことじゃない?

むしろ、それまでに英語が好き、得意になっていれば、その後の中学英語や受験がかなり楽。有利に進められると思うんですけど…。

準備は早く始めたほうがいいと思いませんか?

確かに、今の義務教育の中に「英語」の時間が組み込まれることによってほかの教科の時間が少なくなってしまう心配はあるのかもしれませんが、

だったらなおさら早くから英語を始めておいたほうが、他の教科に力を入れることができるんじゃないかと思うんです。

中学校の英語が難しくなる!小学生のうちにできる対策とはの記事でも書きましたが、

小学校3年生から英語学習が始まります。

そして、5年生から「英語授業」が始まって、英語の成績がつきます。

それに伴って、中学英語が難しくなり、覚えたい単語も1000~2000くらい増える見込みです。

小学校で600~700語の英単語を覚える必要が出てきますが、

英語の授業が始まってから覚えようとすると、どうしても他の教科にも影響が出てきます。

小学校の時はまだ何とかなっても、ここでつまづいてしまうと中学校からの英語が危ない!

中学校からは、「小学校で4年間英語を勉強している」前提で始まるので、オールイングリッシュ、覚える単語も多くなってさらに難しくなります。

なので、「英語の授業が始まることによって、他の教科を圧迫する」と言われているのでしょう。

でもこれって、英語の早期教育の悪影響ですか?

まだ英語の授業が始まっていない子たちは、むしろ早くから準備をしておけばいいので、そんなに心配する必要はありません。

英語が始まるから、他の教科を圧迫するのは、半分正解で半分間違っています。

圧迫するのは間違いない、ってことはわかっているのであれば、英語が始まってから慌てないように早くから準備を始めればいいだけのことですよね。

そうすれば、受験勉強でみんなが「英語ツラい…」って言ってるときに、他の勉強に集中することができるんです。

実際私たちも、受験の時は英語の勉強は必要なかったので、英語以外の勉強に集中することができました。

やっぱり、英語は早くから始めたほうがいいってことだよね!

英語が話せるメリットをもう一度考えてみる

私たちが帰国してから感じた「英語ができるメリット」です。

私たちは、6年間アメリカに住んでいた帰国子女なので英語が話せます。

でも、日本に住んでいても、英語が話せるようになることは全然難しくありません。

むしろ、日本のほうが英会話スクールもDVD教材も豊富だし、

母国語が英語ではない日本の子供のために作られているものが多いので、続けてさえいれば必ず英語が好きになるはずです。

大量の単語を暗記したり、日本語に訳したり、受験英語で英語が嫌いになった経験はありませんか?

今必要とされている英語は、単語をひたすら暗記することではありません。

将来、英語を使って相手と楽しくコミュニケーションがとれるようになるための「ツール」なんです。

なので、英語は楽しいって思ったほうが勝ちなんです。

小さいうちから楽しく英語を学んで、たくさんのメリットを手に入れましょう!

早期英語教育は悪影響?弊害がある?:まとめ

私たちの経験から言うと、英語の早期教育のデメリットは感じられませんでした。

むしろ、早くから始めておけば、小学校から始まる英語の授業や、中学校のオールイングリッシュの授業でも、遅れることなく、むしろ楽しく授業を受けられる、得意科目になるといったメリットがあげられます。

ぼくたちも早くから英語を始めてよかったと思ってるから、安心して今すぐ始めてください。

まずは、正しく楽しく英語をインプットすることから始めましょう。

はじめての英会話スクールは、日本人講師が選べるところがいい理由は?

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