「英検5級に受かったから、次は4級にチャレンジしてみようかな?」

そう思ったときに気になるのが、「小学生でも受かるレベルなの?」「どんな勉強が必要?」ということですよね。
英検4級は「日常英会話の基礎+少しの応用」が問われるレベル。
「読む・聞く」に加えて「書く(英作文)」の力も必要になりますが、しっかりポイントを押さえて準備すれば、小学生でも十分に合格できます!
この記事では、
- 英検4級の試験内容とレベル感
- 合格に必要な英語力
- 小学生でもできる3ヵ月・6ヵ月の対策スケジュール
- わが家の実践例とおすすめ教材



を、帰国子女で英検準1級&TOEIC945点の兄妹「ココ&ゆう」が、具体的にわかりやすく解説します!
英語がはじめての子でも、日々の積み重ねでしっかり合格できます!
「おうち英語」や「英語の先取り学習」をしているご家庭にもぴったりの内容です。
5級はこちら。


英検4級とは?試験内容・レベル・対象年齢をわかりやすく解説


英検4級は、英検の7つの級の中で下から2番目のレベル。英検5級に合格した次のステップとして、多くの小学生がチャレンジしています。
英検4級のレベルはどれくらい?
英検公式では、「中学中級程度」とされています。つまり、中学2年生レベルの英語力が求められますが、最近では小学生の受験者も増えてきています。
英検4級では、
- 簡単な会話のやりとり
- 学校生活や日常生活に関する文
- 質問への答え方やメール文の読み取り
などが出題されます。
小学生でも受けられる?
もちろんです!
英検4級は合否に関係なく、成績表に「どの分野がどれくらいできていたか」が出るため、はじめての本格的な検定としてぴったり。早い子だと小学校3~4年生での合格も十分に可能です。
試験形式は?
試験項目 | 内容 | 時間 |
---|---|---|
リーディング | 短い文章や会話文の読解 | 約35分 |
リスニング | 会話やアナウンスを聞き取る | 約30分 |
英作文(※) | 簡単な英作文(約20語) | リーディング内に含まれる |
※2021年度から英作文が導入されています。
英検4級合格に必要な英単語・文法・リスニング力とは?


英検4級に合格するためには、英検5級よりももう一歩レベルアップした英語力が求められます。
ただし、難しすぎる内容は出ません。



ポイントを押さえて、日々の学習をコツコツ続ければ小学生でも十分に合格可能です!
覚えておきたい英単語数は?
目安として、約600〜700語程度の英単語が必要です。
5級で覚えた単語に加えて、以下のような語彙が出てきます。
- 頻度を表す副詞:always, usually, sometimes など
- 学校生活に関する語:classroom, test, uniform など
- 日常会話で使う表現:Let’s ~, I think ~, I want to ~ など
💡おすすめ:単語は単独で覚えるより、「短文で覚える」と記憶に残りやすいですよ!
文法レベルはどれくらい?
4級では、5級の基本文法に加え、次のような文法が出題されます:
- be動詞・一般動詞の区別
- 三人称単数現在(he runs など)
- 過去形(went, played など)
- 助動詞 can / will / must
- 接続詞 if, because, when
- 簡単な疑問文・否定文のバリエーション
中学英語の基本的な内容が中心なので、予習という気持ちで取り組むと◎です。
リスニングでは何が求められる?
リスニングの配点は全体の半分近くを占めるため、かなり重要です!
問われる内容は:
- 短い会話の理解(2~3文)
- イラストと音声を結びつける問題
- 英文アナウンスの要点把握
子どもにとっては「聞き取れる=理解できる」という実感が得やすいので、耳からのインプットを習慣にすると、効果的に力がつきます。
頑張りコース!英検4級対策【3か月スケジュール】


英検4級は、正しいステップで学習すれば小学生でも無理なく合格可能です。



ここでは、ちょっと頑張って3か月で合格を目指すスケジュールを月ごとにご紹介します。
5級から継続して勉強を続けている子や、普段英会話スクールなどで英語に慣れている子なら、3か月のスケジュールで合格は可能です。
✅ 英検4級|3か月集中タイムテーブル
(目標:6月の第1回試験に合格!|開始:3月初旬)
月 | 週 | 学習内容 |
---|---|---|
3月 | 1〜2週目 | ・英検4級の試験内容をチェック ・単語帳スタート(1日5~10語目標) ・be動詞/一般動詞 |
3〜4週目 | ・単語累計80語程度 ・文法:三人称単数/can/疑問文など ・聞き取り練習(短い会話)開始 ・英検申し込み時期を確認(第1回6月試験の場合3月末から) | |
4月 | 1〜2週目 | ・英作文の形式にふれてみる(簡単な文でOK) ・YouTubeやCDでリスニング強化 |
3〜4週目 | ・過去問1回分チャレンジ ・文法の復習+ミスまとめ ・語彙は累計150語を超えるように | |
5月 | 1〜2週目 | ・模試/予想問題で時間配分に慣れる ・作文の型(I like~. Because~.)を覚える |
3〜4週目 | ・間違いをまとめた「弱点ノート」最終確認 ・体調管理と当日の流れの確認 | |
6月(試験月) | 試験前 | ・最終調整/落ち着いて試験に臨める準備 ・持ち物・会場・当日の確認も忘れずに! |
【1か月目】基礎固め&単語スタート
- 英検4級の出題形式とレベルを知る
- 毎日5〜10語ずつ新しい単語に触れる
- 中学1年生の基本文法(be動詞・一般動詞・三人称単数)をざっくり理解する
- 英語の音声付きアプリやYouTubeでリスニングに慣れる
💡ポイント:「覚える」より「慣れる」が大切な時期!



3か月コースは1日に触れる単語量がちょっと多めなので、単語帳を使うのがおすすめ。


また、通信教育の英検コースを受講するのもおすすめです!



スマイルゼミの英語プレミアムなら英検2級までの対策が可能です。







ただ、スマイルゼミの英語プレミアムに関しては、公式サイトを見るだけでは若干わかりにくいのが難点…
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【2か月目】問題演習と音声インプットの強化
- 文法を少しずつ体系的に整理
- 単語は累計300語以上を目標に
- 過去問・予想問題を解いて形式に慣れる
- 会話文や指示文のリスニングに毎日触れる
- 「できなかった問題」をノートにまとめて復習
💡ポイント:文法は丸暗記せず、「使う→わかる」感覚を!
【3か月目】模試形式の練習&弱点対策
- 公式問題集や模擬テストで「本番形式」に慣れる
- 模擬テストは週1~2回を目標に。合格ラインまでもっていく。
- 苦手な文法・単語を集中的に復習
- リスニングは毎日5分以上継続!
- 英作文対策(短文英作)にもトライしてみる(主語+動詞レベルでOK)
💡ポイント:「本番の時間配分」にも少し意識を向けておくと安心。


小学生でもムリなく合格!英検4級対策【6か月スケジュール】


3か月ではちょっと詰め込みすぎかも…と感じるご家庭のために、半年(6か月)でゆっくり英検4級合格を目指すスケジュールを作成しました。
✅ 英検4級|6か月ゆったりスケジュール
📅【開始:4月初旬】→【終了:9月末】→【10月上旬 試験本番】
月 | 週 | 学習内容 |
---|---|---|
4月 | 全体 | ・英検4級の出題範囲をチェック ・be動詞/一般動詞を復習(5級の内容も確認) ・単語スタート(1日3〜5語/週15語) ・YouTubeやCDで耳慣らし開始 |
5月 | 全体 | ・can/want/likeなど基本動詞の文づくり ・「いつ・どこで・誰が」などの語順に慣れる ・累計100語くらいを目標にコツコツ覚える ・リスニング:短い日常会話の聞き取り開始 |
6月 | 全体 | ・三人称単数/疑問文/簡単な過去形に入る ・文法復習ノートを作る ・簡単な英作文練習(I like 〜. Because 〜.) ・英検4級の過去問1回分にトライ |
7月 | 全体 | ・単語累計200語を目標に(反復重視) ・週1〜2回の問題演習+答え合わせ+見直し ・音読・リスニング強化:短文+設問付き会話文 ・作文パターン練習:主語+動詞+理由 の型を習得 |
8月 | 全体 | ・模試/予想問題を週1〜2回本番形式で実施 ・弱点ノート作り:苦手な単語・文法のまとめ ・英作文練習強化(5〜6文書けるようになる) ・過去問をあと1〜2回分解いて時間配分になれる |
9月 | 全体 | ・最終仕上げ!「まとめノート」の復習を中心に ・ミスが多かった単元を反復練習 ・作文添削(親子でチェック)+本番想定で練習 ・CD音源やアニメで耳慣らしを継続 |
10月(試験月) | 試験前 | ・最終調整/落ち着いて試験に臨める準備 ・持ち物・会場・当日の確認も忘れずに! |



6ヵ月コースはゆっくり進めることができる分、中だるみすることも。
毎月やることをブラッシュアップして、計画を見直しましょう。
【1〜2か月目】英検4級の世界にふれてみよう
- 英検4級の問題形式や出題範囲を「ざっくり」チェック
- 単語は1日5語程度/週20語でOK(ゲームやアプリを活用)
- 英語の絵本・動画・アプリなどで“英語に触れる”習慣を作る
- 中学1年の文法(be動詞、一般動詞)にふれる
💡ポイント:この時期は「英語って楽しい♪」が何より大切!



1日5単語くらいのゆっくりペースなら、楽しくイラストで覚えるのもアリですね。
もしここで、継続できないかも…ってなったら、オンライン英会話スクールを検討してみるのもおすすめです。



英検が入口ならネイティブ講師よりも日英バイリンガル講師のほうが断然おすすめ。
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【3〜4か月目】基本文法と単語の積み上げ
- 三人称単数・疑問文・助動詞(canなど)も少しずつ取り入れる
- 累計で200語程度の単語にふれるのが目標
- リスニングは週3〜4日、英語音声の動画やCDを聞く
- 英検4級の過去問(1回分)にトライしてみる
💡ポイント:できなくても気にせず、「聞く・見る・マネする」を大切に!


【5か月目】実践練習スタート!
- 過去問や予想問題に週1〜2回チャレンジ
- 単語・文法の復習と「弱点の整理」開始
- 英語のフレーズを声に出して言ってみる練習もおすすめ
- 短いリスニングテストに挑戦してみる
💡ポイント:「試験っぽいこと」にも少しずつ慣れておこう!
【6か月目】本番を意識した総仕上げ!
- 公式問題集や模擬テストで本番の形式に慣れる
- 時間をはかって解く練習もしておくと安心
- 苦手な単語・文法は“まとめノート”を作ってラスト確認
- 当日の持ち物や流れもチェックしておこう!
💡ポイント:自信が持てるように「できたこと」に注目してあげよう!


我が家の体験談|小学生が英検4級に合格するまでにやったこと全部見せます!


実際に、小学生の「ゆう」が英検4級に合格するまでにやったことを時系列でご紹介します。
英語に苦手意識があったわが家でも、無理なく取り組めた方法なので、これから挑戦する方の参考になればうれしいです!
1. まずは「単語×毎日のルーティン化」
最初に始めたのは、単語カードを使った1日5語チャレンジ。
朝ごはんのあとに5分、寝る前に5分、というように“生活の一部”として定着させたことで、ストレスなく覚えることができました。
使った教材:
- 『小学生のための英検4級でる順パス単』
- 手作り単語カード(ママが100均の単語帳で作ってくれました。)



当時は日本に住んでいなかったので単語帳は全部手作りでした。


2. 文法は「中1の先取り」でOK!
英検4級では中1レベルの文法が出題されます。
でも文法書は使わず、YouTubeのやさしい動画と、アニメで自然に耳から覚えていきました。





マンガでさらっと覚えるのも楽しくておすすめです!


3. リスニング対策は“好きなコンテンツ”で
英検4級はリスニングが半分を占めます。
でも最初は「リスニング問題」ではなく、ディズニーの英語動画や海外アニメの英語版を字幕つきで観ていました。



耳が慣れてきたら、過去問のCDを使って実際の問題にチャレンジ。
リスニングはできているのかいないのか、わかりにくいですよね。



はじめはなんとなく楽しい!でもいいんですが、ここで英会話レッスンを受けることをお勧めします!
今までいろいろインプットしてきましたが、それはまだきれいな英語。
ここで生の英語をインプットして、さらにアウトプットする経験をすることで、英語をよりリアルに感じられます。



「英語ってこう使うんだ」という経験ができるのはとても大きいですよ。


4. 試験2週間前は「まとめノート&本番練習」
試験が近づいてからは、間違えた問題だけをまとめノートに整理。
過去問や予想問題を解いて、時間配分と問題形式に慣れる練習をしました。



本番と同じ時間で解くと、ちょっとドキドキ感もあって集中力UP!
合格のポイントは「続けられる仕組みづくり」
正直、最初から勉強が得意だったわけではありません。
でも「コツコツ×楽しく」がうまく回って、試験当日は本人も自信を持って臨めたようです。
よくある質問(FAQ)


小学生にとって英検4級は難しいですか?
難易度は中学1年生レベルですが、小学生でも十分に合格可能です。
基礎的な単語や文法をおさえて、リスニング・読解の力を少しずつ伸ばせば大丈夫です。実際に、英語を始めて1年未満の小学生が合格するケースも多くあります。
英検5級を飛ばして4級を受けても大丈夫?
英語にある程度慣れていればOKです。
ただし、英検4級は5級より語彙数も文法レベルも上がるので、5級を経験しておくとスムーズです。初めて英語を学ぶお子さんには5級からの受験をおすすめします。
リスニングが苦手でも受かりますか?
対策をすればリスニングは伸ばせます。
英検4級はリスニングの配点が高いので、日常的に英語を「聞く習慣」を作っておくことが大切です。アニメやYouTube、CD教材などを使って、無理なく耳を慣らしていきましょう。
また、この時期に英会話スクールに通うのもおすすめです。
インプットしてきたことが生の英語に活かされる経験をすることは、かなりの刺激になるはずです。
うちの子、英作文が苦手なんですが…
4級の英作文は型にはめればOKです。
「I like 〜. Because 〜.」のように、決まったパターンで書けるように練習すれば大丈夫です。丸暗記ではなく、使い方を理解することが大切です。
教え方に迷ったら、短期間でも英検コースに通う、もしくは通信教育の英検コース(スマイルゼミなど)を利用するのも効率が良いですよ。
スケジュール通りに進まなかったらどうすればいい?
焦らず“できたこと”に注目しましょう。
あくまでロードマップは目安です。途中でペースが落ちても、「続けること」「習慣化すること」が合格への近道です。苦手部分は時間をかけて取り組んでOK!
英検4級はステップアップのカギ!次の目標につなげよう(まとめ)


英検4級は、「聞く・読む」の基礎をしっかり固める絶好のステップ。



小学生のうちに4級に合格できると、「自分でも英語できるかも!」という大きな自信になります。
そして次の英検3級からは「書く・話す」の力も試されるようになるので、まさにここから英語4技能の本格的な学びがスタートします。
小学生で英検4級を取るメリット
- 英語が「楽しいもの」だと実感できる
- 3級・準2級への橋渡しになる
- 英検の形式に早くから慣れることで受験対策にも◎
- 自信がついて、自主的に学ぶ姿勢が育つ
次のステップは?
4級に合格したら、次は英検3級へのチャレンジがおすすめ!



3級からはライティングや面接もあるため、「読む・聞く」に加えて「話す・書く」も少しずつ取り入れていきましょう。
▼ 3級の学習にはこちらも参考にどうぞ
→ 英検3級の対策記事(※内部リンク予定)
「英語が好き!」という気持ちを大切にしながら、次のステップへ一歩ずつ進んでいけますように♪



